日本救急医学会は13日、利用者が症状を入力することで熱中症の重症度を自動判定し、救急搬送の必要性など適切な対処を示すアプリの運用を始めたと発表した。入力情報を基に、自治体や消防、医療機関が発生状況を即時に把握できる機能も備え、猛暑が予想される中で熱中症対策の強化を目指す。
日本医大や国立環境研究所のグループがアプリを開発。同日オンライン記者会見をした学会担当理事の横堀将司・日本医大教授(救急医学)は「多くの自治体で活用してほしい」と呼びかけた。
アプリは、患者や周りの人が当てはまる症状を選ぶと、学会のガイドラインに基づいて4段階の重症度を判定。対処法や救急車を呼ぶべきかどうかの助言を提示する。情報は研究グループが管理するデータベースに集積、自治体などはアクセスすることでリアルタイムで患者の発生場所や人数を確認できる。
患者を治療した救急隊や医療機関には、QRコードを通じ、状態や処置に関する情報の入力を呼びかける。データは研究に活用、熱中症警戒アラートの精度向上などを目指す。























