田渕大輔検事による取り調べ映像の一場面(山岸忍氏の弁護団提供、人物の顔にぼかし加工がされています)
 田渕大輔検事による取り調べ映像の一場面(山岸忍氏の弁護団提供、人物の顔にぼかし加工がされています)

 大阪地検特捜部が捜査した業務上横領無罪事件の取り調べで「検察なめんなよ」などの言動をしたのは違法として、特別公務員暴行陵虐罪で付審判決定を受けた元特捜部の検事田渕大輔被告(54)の第2回公判が15日、大阪地裁(大森直子裁判長)で開かれた。検察官役の指定弁護士が請求した取り調べの録音・録画映像が証拠採用され、法廷で再生された。

 映像は2019年12月に不動産会社プレサンスコーポレーションの社長だった山岸忍氏=無罪確定=の元部下を取り調べた記録で、計約1時間15分。

 同月8日分では、田渕検事が元部下の発言の食い違いを繰り返し指摘し「見え透いたうそをつき続けている」と叱責。「(検察官は)人の人生を狂わせる権力を持っている」と怒鳴っていた。うそをついたと認めるよう迫り、元部下の発言を遮る場面もあった。9日分では「あなたはプレサンスの評判をおとしめた大罪人ですよ」などと発言する様子が映っていた。

 録画映像は過去にも事件を巡る別の裁判で再生されたことがある。