日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の模型=2024年7月、英南部ファンボロー(共同)
 日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の模型=2024年7月、英南部ファンボロー(共同)

 【ロンドン共同】日本、英国、イタリア、カナダの4カ国は21日(日本時間同)、日英伊3カ国の次期戦闘機開発計画「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」に、初のオブザーバーとしてカナダが参加すると発表した。将来的な機体導入を念頭に置き、計画に関する一定の機密情報を共有する。第三国の輸出先を確保し、巨額の開発コスト低減につなげる狙いがある。

 小泉防衛相が英ロンドンで、英国のストリーティング、イタリアのクロセット、カナダのマクギンティ各国防相との4カ国会合に出席。会合後の4者による共同記者会見で明らかにした。

 オブザーバー国には、秘密保全を条件に、次期戦闘機の性能や開発企業の枠組みなどに関する情報を提供する。理解を深めてもらい機体の購入を後押しするほか、条件次第では開発への関与や部品製造などの協力も排除しない。カナダは現時点で開発自体には加わらず、資金を拠出しない。

 GCAPを巡っては、フランスなどとの次世代戦闘機共同開発が中止となったドイツや、オーストラリア、インド、サウジアラビアなどが関心を寄せている。