熱中症・エコノミー症候群の対策
 熱中症・エコノミー症候群の対策

 熊本地震の被災地では、多くの住民が猛暑の中での避難生活を余儀なくされています。

 Q 災害時の熱中症の危険度は。

 A 避難中は十分な食事を取れないことによる栄養不足、疲労などにより体調を崩しやすくなります。停電が続きエアコンを動かせない場所もあり、熱中症のリスクは普段より高まっています。

 Q 予防策は。

 A こまめな水分、塩分の補給を心がけます。総務省消防庁などは、親戚・知人宅や避難所といった冷房が稼働している建物へ可能な限り避難してほしいと呼びかけています。高齢者や子どもは体調が悪化しやすく、特に注意が必要です。

 Q 自宅で片付けをする人はどうしますか。

 A 作業は気温が高い時間帯を避けましょう。急な体調悪化に備えて複数人で作業することも重要です。

 Q 再び地震が起きて建物が壊れるのが怖く、車中泊をする人もいます。

 A 車中泊は避難所よりプライバシーが保たれ、ペットと一緒に過ごせるなどの利点はあります。ただ「エコノミークラス症候群」の発症が懸念されます。

 Q どのような病気ですか。

 A 狭い車内で同じ体勢を長時間続けることで血行不良となり、肺の血管が詰まる病気です。最悪の場合は死に至ります。2016年の熊本地震では車中泊による体調悪化が相次ぎ、死亡したケースもありました。また、車内で熱中症になる危険もあります。

 Q 対応策は。

 A やむを得ず車中泊をする場合は、シートでかかとの上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎをもんだりするのが大切です。車内で過ごす時間は極力短くして、状況や体調によっては避難所、宿泊施設などへの移動も検討しましょう。