B24米爆撃機「タロア号」の破片を埋葬するロバート・タタロビッチさん=6日、米ピッツバーグ近郊(共同)
 B24米爆撃機「タロア号」の破片を埋葬するロバート・タタロビッチさん=6日、米ピッツバーグ近郊(共同)

 【ピッツバーグ共同】太平洋戦争末期に旧日本軍が撃墜したB24米爆撃機「タロア号」の機長で、捕虜となり広島で被爆死したジョセフ・ダビンスキーさん=当時(27)=の遺族が、原爆投下から81年となった6日、米東部ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊にあるダビンスキーさんの墓に爆撃機の破片を埋葬した。

 遺族はおいのロバート・タタロビッチさん(66)ら。今年6月に広島市を訪問した際、墜落を目撃した窪田正義さん(94)から保管されていたタロア号の破片を手渡された。

 タタロビッチさんらは集まった親族や友人らと墓の前で祈りをささげた後、細長い破片をダビンスキーさんの写真と共に銀色のカプセルに収納し、埋葬した。

 タロア号は1945年7月28日、旧日本軍の艦砲射撃を受け、現在の広島市佐伯区に墜落。搭乗員11人のうち3人が生き残って捕虜となったが、同8月6日、爆心地近くの収容先で被爆死した。その一人がダビンスキーさんだったことを被爆者で歴史研究家の故森重昭さんが独自調査で突き止め、99年に遺族に知らせた。