北海道幌加内町の朱鞠内地区を拠点に戦時中の強制労働を調査し、日本人や朝鮮人の遺骨を発掘して遺族に返還する「民衆史掘り起こし運動」が開始から50年の節目を迎え、NPO法人「東アジア市民ネットワーク」などは22日、同町でシンポジウムを開いた。代表の殿平善彦さん(80)は「これまで見えなかった存在を目の前に連れてきた経験だった」と振り返った。
同法人は20日から4日間の日程で、強制労働があったダムの工事現場跡地や博物館を訪ね歴史を学ぶワークショップを開催。日本、韓国、台湾から計約110人が参加し、22日は登壇者の話に聞き入った。
殿平さんらが1976年から掘り起こしを始め、日韓、在日コリアンの若者へ広がり、2015年に遺骨計115体をソウル市立墓地に奉還した。運動に参加し、戦争や非人道的な犯罪の犠牲者の足跡を銅板に刻み残す活動をしている社団法人「平和の踏み石」(ソウル)運営委員の姜賢珍さん(46)は登壇し「記憶は未来を変える力があると思う。次世代につないでいく」と話した。
























