東京電力が福島第1原発の処理水の海洋放出を始めて、24日で3年となった。これまで22回で計約17万2700トンを排出し、タンクでの保管量は7・6%減って約124万3400トンになった。廃炉と同じく2051年までの放出完了が目標だ。国や東電に加え、国際原子力機関(IAEA)が監視しており、海水や魚介類に異常はない。放出後に日本産水産物の全面輸入停止に踏み切った中国は昨年、規制緩和を発表したものの、外交問題も絡んで事実上禁輸を続けている。
政府は21年、タンクが増えて敷地を圧迫すれば、廃炉に支障を来すとして放出を決定。東電は23年8月24日、漁業者が反対する中で放出を始めた。
第1原発では11年の事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やす水に、建屋へ入り込んだ地下水や雨水が混ざることで日量約60トン(25年度)の汚染水が発生。多核種除去設備(ALPS)で浄化を進めた上で、取り除けずに残る放射性物質トリチウムの濃度が国基準の40分の1未満になるように海水で薄めて1キロ沖から流している。
























