元気だった頃のカッピー。表情が豊かな馬だった(王子動物園提供)

 神戸市灘区の王子動物園で、1頭の雌馬が死んだ。30年にわたって親しまれてきた「カッピー」。完治が見込めない症状を抱え、苦しみ、それでも生きようとした最期は、最愛の飼育員に見守られての安楽死だった。(羽生岳志)

飼育員の原野唯華さんが差し出す葉っぱを食べるカッピー。食事が大好きだった(王子動物園提供)

 6月8日朝の開園前、コアラ舎の南側にある「ふれあい広場」。飼育小屋に全6人のスタッフと園の獣医6人が入れ替わり立ち替わり出入りしていた。