インタビューに応じる大隅洋駐ウクライナ大使
 インタビューに応じる大隅洋駐ウクライナ大使

 大隅洋駐ウクライナ大使は25日、共同通信の単独インタビューに応じ、ロシアのウクライナ侵攻に関し「ロシアと中国の連携が明確になり、北朝鮮が軍事協力で万単位の兵士を送るという新しい現実がある」と強い危機感を表明した。「ここまで耐え忍び、抵抗してきたウクライナ国民の勇敢さに敬意を表したい。日本の支援継続の決意に変わりはないと伝える」と抱負を語った。

 大隅氏は今月下旬に赴任予定。侵攻について「主権国家である隣国を亡き者にしようとした暴挙だ。国際社会として認められない」と重ねて非難。「『今日のウクライナは明日の東アジア』という言葉もある。両者の安全保障は密接につながっている」とした。

 ウクライナはロシアの攻撃が激化する中、迎撃用ミサイルを含む防空兵器の供与を日本に期待している。大隅氏は「防衛装備移転三原則の範囲内で、できることをやる。今まで財政や人道、復旧・復興支援を実施しており、それを主力にするのが日本の方向性だ」と述べるにとどめた。