農林水産省が、2025年に放出した政府備蓄米の買い戻しを実施する方針を固めたことが26日、分かった。31日公表予定の全国統計で26年産米の生産状況を確認した上で、9月2日に有識者会合を開き、同月中の買い戻しを表明する方向で調整している。25年産米の在庫量が膨らむ中で新米が出回り始めコメ余りが鮮明化。価格の暴落を懸念する農家からは備蓄米の買い戻しを求める声が高まっている。
農水省はコメの品薄による「令和の米騒動」を受けて、25年に備蓄米を計59万トン放出した。備蓄量は現在32万トンとなっており、26年産米で今後確保する分を含めても53万トンと、適正水準である100万トンの半分程度にとどまっている。
買い戻しを巡っては、鈴木憲和農相が7月下旬までの早期表明を模索。これに対し、高市早苗首相は物価高対策と逆行するとして慎重な姿勢を示し、具体策が固まらなかった経緯がある。
























