百貨店大手の高島屋とスーパーなどを運営するヨーク・ホールディングス(HD)が災害発生に伴う避難時に、従業員が貴重品を携行できるよう社内ルールを改めることが28日、分かった。イオンモール熊本の爆発事故で一度避難した従業員が再入館し、犠牲者が出たことを踏まえた。28日で事故発生から1カ月。小売業界で安全対策の見直しが始まった。

 経済産業省は8月、日本ショッピングセンター協会や日本百貨店協会などの業界5団体に、テナントを含む現場従業員にマニュアルの周知徹底や必要に応じた見直しを検討するよう求めた。大手2社の動きは、競合各社で社内ルールを改める動きを加速させそうだ。