トランプ米大統領=8月31日、ワシントン(ゲッティ=共同)
 トランプ米大統領=8月31日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は8月31日、人工知能(AI)の普及に伴い需要が急増するデータセンター(DC)の建設に反対する有権者らを批判し「金の卵を産むガチョウを殺せば、自分たちを責めるしかない」とけん制した。11月の中間選挙では全米各地でのDC建設の是非が主要争点の一つに浮上。与党共和党内でも反対の声が広がり、トランプ氏はいら立ちを強めている。

 DCはサーバーや通信機器を集約し、膨大なデータを処理する施設。AIの利用拡大に不可欠で、トランプ政権はAI覇権を巡る中国との競争を制すため、国家戦略として建設を推進している。

 調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、米国では2月時点で3千以上のDCが稼働中。南部を中心に開発中のものは1500を超える。

 ただ地元では騒音や電気料金の高騰、サーバー冷却に使う水資源への懸念が拡大。AIの普及で職を奪われるとの警戒感もあり、世論調査会社ギャラップの5月の発表によると米市民の71%が地元での建設に反対した。