登校する竜北西部小の児童ら=1日午前、熊本県氷川町
 登校する竜北西部小の児童ら=1日午前、熊本県氷川町

 熊本地震で震度7を観測した熊本県氷川町にある小中学校で、2学期の始業式が1日開かれた。町内3校の教室が避難所として使われ、避難者を一部の学校の体育館に集約するため、公立小中全5校の始業を8月25日からこの日に延期していた。

 竜北西部小の校門前では、登校してきた児童が「おはようございます!」と元気にあいさつしていた。通学路が崩れている所もあり、車で送ったり歩いて付き添ったりする保護者の姿もあった。

 地震後に空調が整備された体育館で行われた始業式で、山崎知博校長は「皆さんの顔が見られてとても良かった」と笑顔で語りかけ、児童や教員が校歌を大きな声で歌った。5年の田中羚叶さん(11)は夏休み中、八代市の親族宅に避難していた。取材に「友達と地震以外の楽しい話がしたい」と期待をにじませた。

 息子が6年のPTA会長泉一幸さん(48)は自宅が傾き、復旧作業の真っただ中だが「日常が一つ戻ってきた感じ。息子もみんなに会えるのを楽しみにしていた」とほっとした様子だった。