【モスクワ、北京共同】中央アジア・キルギスの首都ビシケクで1日、中国とロシアが主導する上海協力機構(SCO)首脳会議の全体会合が開かれた。タス通信によると、イランを含む加盟国首脳らは政治や経済、テロ対策などでの協力強化を明記した「ビシケク宣言」を含む20以上の文書に署名し、米国に対抗する多国間機構としての結束を確認した。

 中国国営通信新華社によると、習近平国家主席は会合で、米国を念頭に「外部勢力が加盟各国の内政に干渉し、地域の安定を損なうことを厳格に防がなければならない」と演説。「SCOが歴史の針路を積極的にリードすべきだ」と述べた。

 ロシアのプーチン大統領も演説し、今年で創設25年を迎えたSCOを「多極化世界で自立した、影響力ある中心の一つに変貌した」と評価した。

 宣言は、中国が提唱するSCO開発銀行の設立準備を続けると確認。同銀行は加盟国のインフラ整備に融資し、米欧の通貨や金融システムに依存しないことを想定している。