御嶽山(長野、岐阜県、3067メートル)で58人が死亡、5人が行方不明となった2014年の噴火から27日で12年となった。被災者家族会「山びこの会」は早朝、登山口で安全啓発活動を行った。山麓にある長野県王滝村の公園では追悼式があり、噴火時刻の午前11時52分に合わせて遺族ら約60人が黙とうした。
長野県側の登山口では午前6時半ごろから、山びこの会の関係者が、メッセージ入りのキーホルダーを入山する人に配布した。取材に応じた山びこの会事務局代表のシャーロック英子さん(67)は、7月に気象庁の野村竜一長官と初めて意見交換したことに触れ「火山防災に向けて大きく前進した。火山の観測態勢の改善を急いでほしい」と話した。
登山口を訪れた名古屋市の男性は、12年前の噴火当日に登山予定だったが、仕事のため中止していた。「12年目だからこそ、忘れないために登りに来た」と語った。
追悼式は野村長官も出席し、正午前に始まった。夫を亡くした野口弘美さん(68)=長野県安曇野市=は式典後、「12年があっという間」と涙を流した。























