ノーベル生理学・医学賞の坂口志文・大阪大特任教授=2025年12月、ストックホルム(共同)
 ノーベル生理学・医学賞の坂口志文・大阪大特任教授=2025年12月、ストックホルム(共同)

 2025年のノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文大阪大特任教授を中心に阪大が構想していた制御性T細胞の臨床応用に取り組む新拠点を、来年4月に設置する方針を固めたことが28日、関係者への取材で分かった。名称は「免疫制御療法センター」。大阪府吹田市の阪大病院内に設置し、自己免疫疾患などの新たな治療法の開発を目指す。

 関係者によると、当初研究するのは、関節リウマチと炎症性腸疾患(IBD)、皮膚や粘膜に水ぶくれやただれが生じる難病天疱瘡。将来的にがんなど他の病気にも対象を広げる予定。センター長には坂口さんが就任する。

 制御性T細胞は、体内の過剰な免疫反応を抑えるリンパ球の一種。坂口さんが発見した。