イタリア・コマッキオで開かれたウナギ祭りで、さばいたウナギを見せる田舎庵の緒方仁さん=3日(共同)
 イタリア・コマッキオで開かれたウナギ祭りで、さばいたウナギを見せる田舎庵の緒方仁さん=3日(共同)

 【コマッキオ共同】イタリア北東部のウナギの名産地コマッキオで毎年開かれる祭りで、北九州市の老舗ウナギ料理店「田舎庵」の4代目緒方仁さん(44)が3日、調理ショーを行い、日本の技を披露した。かば焼きを初めて試食した観客らは「とてもおいしい」と驚き、笑顔を見せた。

 コマッキオは面するラグーン(潟)で古くから天然ウナギの漁が行われ、国内有数の産地。イタリアでウナギは主にグリルの塩焼きや煮込みにされ、日本と違ってクリスマスなど冬場に食べられることが多い。

 緒方さんは2015年、コマッキオでウナギ祭りが開かれていることを知り、「好奇心から」自ら働きかけ、父の3代目弘さんと初めて参加した。以来、新型コロナウイルス流行時を除いて毎年参加し、日本の調理法を紹介している。

 近くの町アルジェンタに住むラウラ・サッケッティさん(65)は試食後「初めて(かば焼きを)食べて驚いた。私たちのとは違う別の食べ方として良い提案になる」と新たな発見を喜んだ。