長崎市の複合施設「長崎スタジアムシティ」=8日、長崎市
 長崎市の複合施設「長崎スタジアムシティ」=8日、長崎市

 長崎市の複合施設「長崎スタジアムシティ(NSC)」が14日、開業2年を迎えた。通信販売大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)の「民設民営」事業で、スポーツを軸にした地域振興の好事例として注目が集まる。2026年の来場者数は前年比14%増の535万人と右肩上がりを見込むが、収益化には課題も残る。

 NSCはジャパネットが約1千億円を投じ、約2万人を収容するサッカースタジアムを中心にアリーナ、商業施設、ホテル、オフィスを集約。民間コンサルティング会社の調査によると、26年の長崎県への経済波及効果は378億円余り。雇用も生み出し、これまで各地の自治体や企業などの関係者ら7500人以上が視察に訪れた。

 高田旭人社長は、1日の記者会見で「ホテル、商業、オフィス、スポーツ全てが底上げされている」とこの1年を振り返った。ホテルの客室稼働率は70%。オフィスはほぼ満室で24社が入居し、商業施設のテナント収入と試合の来場者数も増加。堅調に推移している。