インタビューに応じるコリサ・マボンゴ氏=ニューヨーク(共同)
 インタビューに応じるコリサ・マボンゴ氏=ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】米ニューヨークで11月末に始まる核兵器禁止条約の第1回再検討会議で議長を務める南アフリカのコリサ・マボンゴ氏が15日までに共同通信のインタビューに応じた。会議について「条約が確立した核兵器廃絶に向けた規範を改めて確認する機会となる」と意義を強調。被爆国である日本のオブザーバー参加は「非常に重要だ」と述べ、実現に期待を示した。

 会議では核兵器を全面的に禁止した条約の履行状況を確認し、核廃絶に向けた課題を議論する。

 マボンゴ氏は、一部の国の安全保障政策で核兵器の役割が増しているとして「非常に良くない傾向だ」と指摘した。会議を通じて、核兵器が使用された場合に起きる人道上の悪影響を「全世界に示さなければならない」と強調した。

 今年4~5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議が成果文書を採択できずに決裂したことは「残念だ」とし、核禁条約の再検討会議が「核兵器を巡る議論や外交を維持する役割を果たせる」と説明した。

 日本や核保有国を含む条約不参加国にもオブザーバー参加を呼びかけている。