フランス開催の国際度量衡総会は現地時間15日、世界標準時の基準となる原子時計と、地球の自転に基づく時刻のずれを1秒単位で調整してきた「うるう秒」の廃止を決めた。代わりに「うるう時間」を2027年5月20日に導入、ずれを1時間(3600秒)まで許容することにする。導入後の数百年間は時刻補正が不要になるため、懸念されるコンピューター誤動作や通信障害などの混乱を回避する狙いがある。
現在の協定世界時(UTC)は、原子の特性を利用したセシウム原子時計に基づき決まっている。だが地球の自転で決まる1日の長さは、潮の満ち引きや地球内部での核の運動により不規則に変わるため、差が生じる。そのずれを調整してきたのがうるう秒で、ずれの蓄積が0・9秒を超えそうになった際に、UTCに1秒を追加してきた。
日本では1月1日か7月1日の午前8時59分59秒の後に「午前8時59分60秒」を挿入してきた。1972年から27回実施されたが、うるう秒が原因で、航空会社などでシステム障害が起きたこともある。
























