【モスクワ、テヘラン共同】イランのペゼシュキアン大統領は27日、訪問先のロシアの首都モスクワでプーチン大統領と会談し、安全保障を含む幅広い分野での関係強化を訴えた。両大統領府が発表した。米国とイスラエルによるイラン再攻撃の可能性が取り沙汰される中、軍事協力の拡大を要請したとみられる。ロシアとの関係改善を模索するトランプ米大統領をけん制する狙いがある。
ペゼシュキアン氏は中東情勢の混乱を踏まえ「地域諸国は米国に依存することなく、問題を解決する能力と意志がある」と主張。中東からの米国の影響力排除を目指す基本方針を伝えた。イランと同様、米国の制裁を科されているロシアに多国間主義の強化を訴えた。
プーチン氏は、中東地域の情勢に懸念を示し、イランとの緊密な協力を確認した。ロシア国営原子力企業ロスアトムが発電所の増設工事を進めるイラン南部のブシェール原発について「建設を継続している」と指摘。両国間の貿易は拡大しており、ロシアで学ぶイラン人学生は1万人近くに達したと述べた。























