米連邦準備制度理事会(FRB)本部=2025年11月、ワシントン(ロイター=共同)
 米連邦準備制度理事会(FRB)本部=2025年11月、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、主要政策金利を3・75~4・0%で維持することを決めた。据え置きは2会合ぶり。前回会合で3年2カ月ぶりとなる利上げを決めており、物価動向への効果を見極める必要があると判断した。決定にはクック理事ら2人が0・25%の利上げを求めて反対した。

 ウォーシュ議長は記者会見し、FRBの責務のうち雇用は「非常に良好だ」と指摘する一方、物価を巡っては「インフレ率が高過ぎる」と述べ、警戒感を示した。その上でインフレ率の2%目標に向け、より多くの経済指標などを確認する必要があるとの認識を示した。ほかに反対したのはクリーブランド連邦準備銀行のハマック総裁。

 前回会合後に公表された9月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3・7%上昇。中東情勢の混迷で原油価格が高止まりし、インフレ加速への懸念は弱まっていない。金融市場では次回12月の会合で利上げを実施するとの見方が優勢になっている。