川崎市発注工事の価格を市OBの業界団体事務局長に漏らしたとして市担当部長が逮捕された事件で、業界団体に加盟する会社の代表が差配役として最低制限価格を入札業者に伝えていたことが5日、神奈川県警への取材で分かった。この代表は団体内の約15社に価格情報の共有を繰り返した疑いがある。県警は同日、官製談合防止法違反(入札妨害)などの疑いで事務局長を書類送検。代表も任意で捜査する。

 書類送検されたのは一般社団法人「川崎塗装業協会」の篠崎伸一郎事務局長(78)。県警は2024年に実施した塗装・防水工事の一般競争入札で工事価格を漏らしたとして同容疑で逮捕した関口隆雄容疑者(59)と共謀関係にあると判断した。