人気バンド「Ｋｉｎｇ Ｇｎｕ（キングヌー）」のボーカル井口理が、舞台「キャッシュ・オン・デリバリー」に初主演する。制作発表会見に登場、ライブとは異なる雰囲気に「うろたえている」と本音も交えつつ「コメディーなので、楽しんでやりたい」と意気込んだ。
物語の舞台は英ロンドン。社会保障費の不正受給で生計を立ててきた主人公エリック（井口）が、調査員の追及をかわすため、うそにうそを重ねる。ミュージカルではないため「うそはつくけど、歌いません」と井口。
演出の小貫流星と井口は学生時代からの友人で、「キャッシュ-」の舞台を一緒に上演したこともあったという。井口は「当時は手作り感がすごくで、セットの壁についたドアを閉めるたびに壁がばいーんと揺れていた」と思い出を語った。
小貫は当時の井口を舞台に誘った理由を問われ「スター性みたいなものを感じたのかな」とにやり。約１０年ぶりの再タッグに「お互いに経験したことも違うので、その積み重ねが表れる作品にしたい」と期待を込めた。
劇中でエリックの相棒となるノーマンは矢本悠馬が演じる。「アーティストの井口さんと一緒に仕事をすることで、自分も新しい視点を手に入れられれば」と話した。
公演は１２月から来年１月にかけ、東京と大阪で行われる。会見には山崎紘菜、妃海風、まりあ、脇知弘、明星真由美、小松和重も出席した。
（会見は１６日に行われた）
▽舞台「キャッシュ・オン・デリバリー」は１２月５～２１日に東京・ＴＨＥＡＴＥＲ ＭＩＬＡＮＯ-Ｚａ、２０２６年１月８～１２日に大阪・ＣＯＯＬ ＪＡＰＡＮ ＰＡＲＫ ＯＳＡＫＡ ＷＷホールで
