小野薬品工業の主力のがん免疫治療薬「オプジーボ」が今月で発売から10年を迎えた。画期的な治療アプローチで多くの患者に福音となったが、高額薬として知られ、患者負担の重さや厳しい医療財政が壁となり度重なる薬価の引き下げに直面した。ただ薬価の問題は製薬会社の経営に直結し、新薬の開発余力にも影響するだけに、高額薬の在り方を巡る議論に一石を投じる形となった。
小野薬品工業の主力のがん免疫治療薬「オプジーボ」が今月で発売から10年を迎えた。画期的な治療アプローチで多くの患者に福音となったが、高額薬として知られ、患者負担の重さや厳しい医療財政が壁となり度重なる薬価の引き下げに直面した。ただ薬価の問題は製薬会社の経営に直結し、新薬の開発余力にも影響するだけに、高額薬の在り方を巡る議論に一石を投じる形となった。