インタビューに答える情報通信研究機構の鳥澤健太郎フェロー=2024年8月、京都府精華町で撮影
 インタビューに答える情報通信研究機構の鳥澤健太郎フェロー=2024年8月、京都府精華町で撮影

 世界で生成AIの開発競争が激しくなる中、日本の研究機関である情報通信研究機構(NICT)は日本語に特化し、日本の価値観を反映したAIを作ろうとしている。開発の中核を担う鳥澤健太郎(とりさわ・けんたろう)フェローに背景を尋ねると「アイデンティティーの喪失」への危機感があるという。さらに、まん延するフェイク情報への対抗手段として「正義志向のAI」が重要になるとも。いったい、どういうことだろう。