「麻薬に関わる者はタイの敵だ。敵に慈悲を与える必要はない」。タイのタクシン元首相は2025年5月、首都バンコクでの講演で政府に麻薬流通阻止を強く求めた。首相だった2003年に「麻薬戦争」を宣言、強権的に大規模摘発を敢行した経緯がある。近年は内戦状態の隣国ミャンマーから流入が増加。薬物汚染が再び広がっていると指摘し、危機感をあらわにした。(共同通信バンコク支局=伊藤元輝)
「麻薬に関わる者はタイの敵だ。敵に慈悲を与える必要はない」。タイのタクシン元首相は2025年5月、首都バンコクでの講演で政府に麻薬流通阻止を強く求めた。首相だった2003年に「麻薬戦争」を宣言、強権的に大規模摘発を敢行した経緯がある。近年は内戦状態の隣国ミャンマーから流入が増加。薬物汚染が再び広がっていると指摘し、危機感をあらわにした。(共同通信バンコク支局=伊藤元輝)