時代劇や昔話の登場人物が頭にかぶっている「すげがさ」。農作業の雨よけや日よけとして使われてきた歴史があり、今では全国各地の祭りや民踊でも用いられる。その生産が盛んなのが富山県高岡市の福岡町で、「越中福岡の菅笠」と呼ばれ、江戸時代から続くという。脈々と受け継がれてきた伝統を絶やすまいと、後継者育成が課題となっている。