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 サッカー・J1百年構想リーグのプレーオフラウンド第2戦が6日に行われ、西地区1位のヴィッセル神戸が東地区1位の鹿島アントラーズに0-2で敗れたものの、第1戦と合わせて5-2で優勝を決めた。7日には、ラグビー・リーグワン1部のプレーオフ決勝が東京・MUFGスタジアム(国立競技場)であり、コベルコ神戸スティーラーズがクボタスピアーズ船橋・東京ベイを22-13で破り、7季ぶりに王座を奪還した。神戸の2チームが全国を制覇する快挙である。地元の声援に応えたダブル優勝を心からたたえたい。

 ヴィッセルは第1戦で、大迫勇也選手がハットトリック(3得点)を達成するなど5-0で鹿島に圧勝した。第2戦ではゴールキーパー権田修一選手の好セーブなどで2戦合計のリードを守った。東地区で圧倒的な強さを見せた鹿島を倒し、手にした2季ぶりの栄冠には重みがある。

 百年構想リーグは、欧州と同じ秋春制への移行に向けた半シーズンの特別大会だった。ヴィッセルはドイツ出身のミヒャエル・スキッベ新監督の下、同リーグとアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の両制覇を目指してきた。

 ACLEでは準々決勝でカタールのアルサドを下し、4強に入った。その後の国内リーグでは苦しい戦いが続く中、しぶとく西地区1位をつかんだチームに底力を感じる。

 一方スティーラーズは2022年に始まったリーグワンの初制覇となった。1928年創部で、日本選手権7連覇を誇る名門の復活と言えよう。今季は地元開幕戦で東京ベイに惜敗したが、その後はわずか1敗でレギュラーシーズン1位となった。ブロディ・レタリック選手がトライ王に輝くなど攻撃力は抜群だった。

 決勝は激闘となった。前半は13-13で、後半は粘り強い守備で東京ベイの猛攻に耐えつつ、李承信(リスンシン)選手の正確なペナルティーゴールで得点を重ねた。就任3季目のデイブ・レニーヘッドコーチは今季限りで退き、母国ニュージーランド代表・オールブラックス監督に就任する。選手らの奮闘がレニー氏の花道を飾った。

 決勝は約5万人が観戦し、今季の総入場者数も過去最多となった。来年のワールドカップに向けてラグビー人気は高まりつつあるが、懸念されるのはリーグワンに導入される新たな選手登録規定の問題だ。海外出身選手が、日本国籍を取得していても出場制限される可能性がある。

 スティーラーズの選手を含む20人以上が公正取引委員会に訴える事態となり、レニー氏も「段階を踏むべき」と苦言を呈する。ラグビー界に分断を招かぬよう、リーグ側は選手らとの話し合いを深めてほしい。