ポン酢をかけて少し時間をおくと全体がなじんで食べやすくなる
ポン酢をかけて少し時間をおくと全体がなじんで食べやすくなる

 コロナ禍以降、早じまいする飲食店が増えたため、仕事で夜遅くになって「晩ご飯難民」になることも。そんな中、ラストオーダー午後11時のありがたい店を見つけた。京都市中京区の「to.(トゥ)」。イタリアンをベースに、和洋の食材やスパイスを織り交ぜた創意工夫の料理が魅力。いつも若者でにぎわっている。

 サバのカツに刻みすぐきのタルタルソース、イタリアのソーセージをほぐして具にしたマーボー豆腐など、アイデアにいちいち「へー」と声が出る。エゾシカとクレソンに、実ざんしょうがアクセント、爽やかな酸味のおひたしもそう。入手困難のシカ肉を何かに変えれば作れるかも?

 残念ながらスーパーにクレソンがなく、根三つ葉に。レンジで蒸した鶏のささみに、市販の塩ポン酢をかけ、実ざんしょうの代わりにウナギのかば焼きに付いていた粉ざんしょうを混ぜ合わせた。最後にフリーズドライの梅干しをパラリ。

 白ワインとどうぞ。ほとんど材料が変わったけれど、これもアリかな。(か)