■鮮度抜群 大ぶりネタぎっしり
住宅街にある居酒屋。店主の小見山善宏さん(44)は15歳から寿司屋でアルバイトをはじめ、就職してからも退勤後に続けていた。昨春、自宅近くで物件を見つけ、寿司屋のまかないの鍋のおいしさを伝えたいと、鍋料理を軸にした居酒屋として開業した。
鮮魚は、神戸市中央卸売市場や長田と兵庫の魚屋で目利きし、須磨の漁師からも明石ダコなどが届く。さらに良質の国産牛や宮崎直送の鶏なども取りそろえている。
今月1日から海鮮ランチをスタート。にぎりやちらしなど4種あり、お薦めは「海鮮丼」(千円)。温かい白飯の上に千切りにした卵焼きを敷き詰め、明石ダコ、エビ、マグロ赤身、カンパチ、サーモン、ツブ貝(通常はイカ)、タイをトッピング。一つ一つが大きくカットされ、鮮度も抜群。添えられた焼き海苔はちぎって載せたり、巻いて食べるもよし。
丼にマグロを花びらのように広げた「鮪(まぐろ)づくし丼」(1500円)も人気だ。いずれも赤だしとデザートが付く。 夜は寿司各種から、だし巻や海老マヨなどの一品、てっちりやもつ鍋まで料理は多彩。酒も焼酎、日本酒、ワインなど豊富にそろっている。
(ライター・岩佐明美)
【メモ】神戸市須磨区白川台2の59の4。11~14時、18~22時(オーダーストップ各30分前)。日曜・祝日休み。TEL080・8734・8038