
年が明け、いよいよ高校入試が目前に迫ってきました。勉強の進み具合はいかがでしょうか。入試前日まで実力を高める時間は残されています。最後まであきらめずに取り組んでください。今回は、一般入試に先立って実施される推薦入試に向けた準備についてお話しします。
◆面接で意識したい3つのポイント

推薦入試では一般入試にはない、面接が待ち受けています。
高校入試が「人生初の面接」という人も少なくないと思いますが、本番に向けてしっかり用意をしておけば必要以上に緊張することはないと思います。
まず、意識しておきたいポイントは次の3点です。
(1)自分の言葉で語る
事前にセリフを考えて丸暗記をするのは結構大変です。丸暗記では想定外の質問や状況に直面した時に焦ってしまうことも考えられます。
ですので、伝えたいことを箇条書きにして頭に入れ、そこに必要に応じて自分の体験を語ることで強い意志を伝えるように訓練しておきましょう。
万が一、答えに時間がかかってしまいそうな場合も焦らずに少しでも伝えたいことを気持ちを込めて語りましょう。
(2)身だしなみやマナーも大切
面接は入室した瞬間から始まっています。
制服をきちんと着る、面接にふさわしい言葉遣いをする、姿勢正しく受け答えをする、といったことも、面接官に好印象を持ってもらうためには大切なことです。
入室から退室までの流れは体に叩き込んでおきましょう。
(3)対話を意識した受け答えをする
「結論→理由や具体例→まとめ」の順で話をするようにしましょう。
短い時間で相手に自分の意見を伝えるには、結論から話す必要があります。
結論の後に、そう考えている理由や具体例を述べ、「だから~です。」と答えるようにしましょう。
また一人で長々と話すのは禁物です。1~2分で簡潔に述べましょう。
◆想定問答の準備をしよう

先ほど紹介した3つのポイントを意識しながら、想定問答の準備をしましょう。
面接でよく聞かれる質問と回答の要点をいくつかご紹介しますので、事前に答えを考え、学校の先生や塾の先生に頼んで実戦形式で仕上げをしておきましょう。
・志望理由(なぜこの高校なのか)
事前に志望動機を提出していると思いますので、面接はそれを踏まえた回答にしましょう。自分の体験をもとに、「貴校で〇〇に取り組みたい」と具体的に語れると説得力が増します。受験校の校是や理念を上手に織り込むことも大切です。
・中学校生活で頑張ったこと、印象に残っていること
出来事だけで終わらせず、なぜ頑張れたのか、そこから何を学んだのかを添えましょう。
・自分の長所と短所
長所は、「友人や先生からも~と言われています」といった一言を添えることで、客観性が生まれます。短所については、改善しようとする姿勢や前向きな捉え方を示すことで、自己分析ができていることを伝えられます。
・高校でやりたいこと(学習・行事・部活動など)
学校のホームページや入学案内を参考に、具体的に話しましょう。事前に調べている姿勢は大きな評価につながります。
・将来の夢や進路希望
「大学に行きたい」だけで終わらせず、「何を学び、将来どのように社会で活躍したいか」まで具体的に語りましょう。
・最近気になったニュース
感想だけでなく、そのニュースを通して自分が何を考え、どう行動したいと思ったのかまで述べることが重要です。
◆学科試験について

学校によっては学科試験や小論文が課されます。
過去問題はオープンハイスクールで配布されることが多いですが、手元にない場合は中学校に相談すると入手できます。
難易度や時間配分を事前に確認しておきましょう。
中には非常に難解な問題が出題されたりしますが、すべてを解答する必要はありません。合格点は公表されていないのでどれだけ点を取ればいいのか判断するのは難しいのですが、解ける問題を確実に得点する意識が大切です。
小論文は、過去問題や参考書などを基に練習し、国語の先生などに添削してもらうと良いでしょう。
この時期になると、周囲の様子が気になるものですが、他の人をコントロールすることはできません。
自分のできることに集中し、やるべきことをやり切ることが、当日の自信につながります。
多少の緊張はあっても、落ち着いて本番を迎えられるはずです。皆さんの健闘を心よりお祈りしています。
<執筆者>株式会社創造学園常務取締役・手嶋孝紀
兵庫県を中心に100教室以上を展開する株式会社創造学園の総合進学塾エディック・創造学園にて教室責任者、学区責任者、研修、教務など、あらゆる部署を歴任し、教育現場から経営まで幅広い経験を積む。現在は常務取締役として教務のみならず会社全体を統括しながらも、「教務のトップである限り現場を離れない」という信念を貫いている。どれほど多忙でも教壇に立ち、生徒と共に学ぶ姿勢を崩さない。その現場での気づきが、新しい教材や指導法の開発へとつながり、創造学園全体の教育力向上を牽引している。























