今回食べ比べされた3種類のそうめん
今回食べ比べされた3種類のそうめん

そうめんを食べ比べした一連の投稿が話題になっている。

食べ比べをしたのは、ActiveIndex(@ActiveIndex)さん。比較に使用したのは、セブンイレブンで購入できる「セブン・ザ・プライス」119円のそうめん、揖保乃糸上級品(赤帯)370円、揖保乃糸特級品(黒帯)620円の3種類。

並べた時点で、色や束の太さなど差は歴然。デジタルノギスで計測すると、セブン・ザ・プライスの太さは約1.03ミリで、機械製麺だからか麺の太さにばらつきは少ない。揖保乃糸は手延べ製麺だからかわずかなばらつきはあるものの、特級品では0.82ミリと、最も細い結果となった。調査は顕微鏡も使用して行われ、機械製麺でできた溝や、手延べならではの滑らかさを確認することができた。ActiveIndexさんに話を聞いた。

--調査の上で気をつけたことは? 

ActiveIndex:可能な限り定量的に比べること。人の好みは人それぞれかつ感覚なので、なかなか写真では伝わりません。美味しそうなリアクションはTVのバラエティで見られるので、私にしかできない比べ方をしてみよう、と思いました。

--結果について。

ActiveIndex:比べた中では、やはりお値段に応じて高い品質になることが端々で確認できました。美味しさもそうです。揖保乃糸とスーパーの素麺を食べ比べたのは初めてでしたが、こんなにも食感や美味しさが違うのか!とびっくりしました。

とは言え、手頃な値段で帰る素麺も、機械製麺など、安定的に供給するために必要な工程であると感じることが何度もありました。いつでもどこでも素麺が買えることのありがたさを再認識しました。

--結果公表後、反響が集まりました。

ActiveIndex:いろんな方が、全国各地の推し素麺を教えてくださいました。中には最初から最後まで手作りで作っている素麺などもあり、そのバラエティの豊富さに驚いています。今回は3種類の比較でしたが、ちょっとずつ取り寄せて、たくさん比較してみたいです。

揖保乃糸特級の衝撃的な美味しさを知ってしまい、その後箱入り6キロの揖保乃糸を取り寄せてしまいました。妻はちょっと苦笑いしてましたが、「大きい箱に入った揖保乃糸が家に届く」という、人生でやりたいことが一つ叶いうれしかったです。

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SNSでは他にも「これは素晴らしい研究」「黒帯の揖保乃糸を食べたら他のそうめんに戻れなさそうで怖い」「そうめんはゆで方で決まるから」「いや、ゆでた後の揉み洗いが大切」など、そうめんを愛する人々の反響が集まった。長く暑い日が続き、今更夏バテしている人も多いのでは。結果を参考に、お財布と食欲と相談してそうめんを楽しみたい。

(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)