パナソニック株式会社(東京都港区)は、このほど「日常生活と肩こり」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査によると、肩こりがひどい人の6割近くが「業務やテストなどでミスが多いと感じる」と回答し、仕事や勉強のパフォーマンスに悪影響が及んでいることがわかりました。
調査は、全国の20代~50代の男女1000人(肩こりを感じる男女800人および肩こりを感じたことがない男女200人)を対象として、2025年9月にインターネットで実施されました。
まず、肩こりを感じている人に対して「肩こりを放置している期間」を聞いたところ、54.3%が「1カ月以上」と回答し、「1年以上」(42.9%)が4割を占めました。
肩こりを1カ月以上放置している人の理由としては、「我慢できるレベルだから」(38.9%)、「効果的な対策法がわからない」(36.4%)、「対策費が高そう」(26.0%)といった意見が上位となりました。
また、「肩こりの状態」については、「生活に支障が出ることがある」(23.5%)、「日常生活や仕事に大きく支障が出る」(5.4%)、「痛みや不快感が常にあり、我慢している」(6.6%)など、約3人に1人が肩こりによる不調を抱えながら生活を送っていることが明らかとなりました。
肩こりの状態について「肩こりが少し気になる程度」と回答した層を”肩こり軽度層”、「生活に支障が出ることがある」「日常生活や仕事に大きく支障が出る」「痛みや不快感が常にあり、我慢している」と答えた層を”肩こり深刻層”とし、”肩こり深刻層”に絞って「肩こりを放置している期間」を質問したところ、53.5%が「1年以上」と回答しました。
次に、生活に支障が出ると答えた人が多い中で、具体的にどのような影響があるのか、また、肩こり軽度層と比較した時に影響の大きさにどれだけの差があるか調べた結果、「業務やテストなどでミスが多いと感じる」と答えた割合は、”肩こり軽度層”が33.8%だったのに対して、”肩こり深刻層”では56.0%となり、22.2ポイントの差が見られました。
また、「肩こりで眠りが浅くなり、翌日の集中力に影響が出たと感じたことがある」と答えた割合を見ると、”肩こり軽度層”の19.4%に対して、”肩こり深刻層”では67.6%となり、実に48.2ポイントもの差が見られ、肩こりがひどい人ほど仕事や勉強のパフォーマンスに悪影響が及んでいることが明らかになりました。
さらに、「趣味に集中できないと感じることがある」と答えた割合でも”肩こり軽度層”の52.0%に対して、”肩こり深刻層”では76.0%と、24.0ポイントの差が見られたことから、肩こりの悪影響が及ぶのは仕事だけではなく、日常を豊かにするための趣味にも影響が大きいことがわかりました。
◇ ◇
【出典】
▽パナソニック調べ