マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)は、このほど「名前に関する調査(2025年)」の結果を発表しました。同調査によると、6割以上が「自分の名前に愛着を感じている」と回答し、「夫婦別姓に前向き」な人が半数を超えることがわかりました。
調査は、全国の20~69歳の男女1100人を対象として、2025年9月にインターネットで実施されました。
その結果、自身の名前に「愛着を感じている」人は63.2%となり、その理由として「親が名付けたから」(126件)や「名前の由来・エピソードがあるから」(81件)、「珍しい名前だから」(51件)が挙がりました。
一方、「愛着を感じない」(36.8%)人の理由としては、「好みではない」(44件)や「ありきたりな名前だから」(20件)、「古い名前だから」「読みづらいから」(いずれも16件)などが挙げられました。
また、名前・名付けに関して、4人に1人が「当て字や、初見では読めない名前が増えたように思う」(25.7%)と回答。
そのほか、「キラキラネームの子供が増えたように思う」(23.4%)、「個性的な名前は、いじめやからかいの原因になりかねないと思う」(20.5%)という意見も2割を超えた一方で、「個性的な名前は、その人の強みやアイデンティティになると思う」は6.9%にとどまり、個性的な名前にネガティブなイメージが強い傾向が見られました。
なお、「配偶者・パートナーの呼び方」については、「名前にちゃん、くん、さんをつける」(28.0%)が最も多く、次いで「名前のみで呼ぶ」(25.4%)、「お母さん、お父さん、ママ、パパなどで呼ぶ」(21.2%)が続いています。
さらに、「夫婦別姓」についての意識を聞いたところ、「自分も含めて誰でも、別姓を選べるようにすべきだと思う」(19.5%)や「自分は同姓を選ぶが、希望する人には別姓を認めてもよいと思う」(30.8%)を合わせると半数以上が前向きである一方で、「夫婦は必ず同じ姓にすべきだと思う」という反対意見は13.1%にとどまりました。
賛成派を男女別に見ると、「自分も含めて誰でも、別姓を選べるようにすべきだと思う」(男性16.0%、女性23.1%)、「自分は同姓を選ぶが、希望する人には別姓を認めてもよいと思う」(同29.8%、同31.8%)いずれの意見も女性のほうが多くなる結果となりました。

























