「同じ商品なのに…ロット違いでこんなに色が違うものなの!?」。ホームセンターへ買い物に訪れた女性が撮影した味噌の写真について、SNS上で驚きの声が上がっている。商品は「タニタ食堂の減塩生みそ」。片方の賞味期限は2026年8月で、白っぽい色合い。もう一方は2026年6月で、焦げ茶色だった。
■白っぽい色と焦げ茶色
投稿したのは、北関東在住のX名・泡ちゃんさん(@waiwaiawaawa)。数年前までは安い味噌を使っていたが、「タニタ食堂の減塩生みそ」をたまたま食べてから旨味に感動し、リピートしているという。
「私がいつも買うのは白っぽい方で、焦げ茶色を見た時は驚きました。『赤味噌タイプも販売されたのかな?』と思ってパッケージを見比べたところ、同じ商品だったので思わず撮影しました」と話す。
Xに投稿すると、反響は続々。「味噌は生きているから常温に置くと熟成して自然にこの色になる気がする」「購入して常温で放置していると右みたいな色になったよ」「味はどんな風になるんだろう?」などの声が寄せられた。
■褐色すると味が濃くなり、酸味を感じる場合も
販売元のマルコメによると、味噌は温度変化に敏感で、夏場など気温や保管する場所の温度が高くなると褐変して色が濃くなる。これは、原料である米が分解された「糖」と、大豆が分解されてできる「タンパク質・アミノ酸」が反応して起こる現象だという。
「タニタ食堂の減塩生みそ」は糀の割合が高く、甘めの味わいが特長。減塩商品でも糀をたっぷりと使うことで、しっかりとしたコクや旨みが感じられるという。「出荷した際は、白い状態に近いです。褐変すると味が濃く感じられたり少し酸味があるように感じたり、香りが変わる可能性もあります。ただ、色が変化しても問題なく食べられます」と説明する。
通常の状態の場合、味噌汁のほか、秋~冬であればクリーム系レシピのコク出しなどに使うのがおすすめ。色が濃くなった味噌は、炒め物や焼きおにぎりに合わせると美味しいそう。同社ホームぺージでは、褐色した味噌を使ったレシピも多数紹介している。
また味噌の褐色を防ぐためには、開封後はラップで覆って空気に触れないようにし、冷蔵庫か冷凍庫で保存するのが良いという。
(まいどなニュース・山脇 未菜美)
























