2人に1人以上が「夫婦の営みをしていない」 ※画像はイメージです(kapinon/stock.adobe.com)
2人に1人以上が「夫婦の営みをしていない」 ※画像はイメージです(kapinon/stock.adobe.com)

2026年を迎え、夫婦関係やパートナーとの距離感を振り返りたいと感じている人もいるのではないでしょうか。昨年話題を集めた「夫婦の営み」に関する調査を、あらためて紹介します。調査では、既婚者の半数以上が「夫婦の営みがない」と回答し、その背景には男女間の受け止め方の違いも浮かび上がりました。

この調査は、株式会社リンクス(東京都港区)が実施したものです。同社が運営する既婚者向けマッチングアプリ『既婚者クラブ』のユーザー3000人(男性1467人、女性1533人)を対象に、2025年3月、インターネットで実施されたものです。年代別の内訳は、20代149人、30代570人、40代960人、50代1321人でした。

■半数超が「夫婦の営みなし」 20代でも4人に1人

調査の結果、夫婦の営みが「ある」と答えた人は46.4%、「ない」と答えた人は53.6%となり、2人に1人以上が「営みをしていない」と回答しました。年代が上がるにつれて「営みがない」人の割合は高くなる傾向が見られました。

子どもの有無別で見ると、子どもがいない人(732人)のほうが、子どもがいる人(2268人)よりも「営みはない」と答えた割合がやや高くなりました(53.96%、53.48%)。

■ 「5年以上していない」が6割超 若い世代にも広がる

営みが「ない」と回答した人に、「最後に夫婦の営みをしてからどれくらい経っていますか」と尋ねたところ、「5年以上」が63.68%を占めました。一方、「1年以内」(1カ月以内・3カ月以内・半年以内・1年以内の合計)は13.5%ほどで、「1カ月以内」は1.06%にとどまりました。

年代別では、「5年以上」と答えた割合は40代・50代で8割近くに達しました。結婚して間もない人が多い20代でも2割強が該当し、若い世代でも長期間、夫婦の営みがなくなっている実態が明らかになりました。

■ 理由は男女で対照的 男性は「拒否」、女性は「面倒」

営みが「ない」と答えた1608人(男性737人、女性871人)に、その理由を尋ねたところ、全体では「疲れる・面倒」(27.67%)、「自分がしたくなくなった」(22.33%)、「子どもが産まれた」(21.33%)が上位となりました。

男女別に見ると、男性では「相手に拒否された」(79.46%)が最多だったのに対し、女性では「疲れる・面倒」(68.99%)が最も多くなりました。男性は「したいが拒まれる」、女性は「そもそもしたくない」という構図が浮かび上がります。

自由記述では、「妊娠・出産」「育児疲れ」「体調不良・病気」といった声のほか、「加齢」や「ED」を挙げる回答も一定数あり、環境や健康の変化が影響している様子もうかがえました。

■不満は少数派だが…男性の不満率は女性の倍以上

「営みがないことをどう感じていますか」との質問では、「特に不満はない」と答えた人が74.94%と約4人に3人を占めました。一方で、不満を感じている割合は男性35.82%、女性15.96%と、男性のほうが倍以上高くなりました。

年代別では、若い世代ほど不満率が高い傾向が見られ、50代では8割近くが「不満はない」と回答しています。不満率はすべての年代で男性のほうが高く、夫婦間の受け止め方の差が数字からも読み取れます。