【ビフォー写真】出会った当時の助六。生後4ヶ月、2.5キロ/ぬわんこ助六チャンネルさん提供
【ビフォー写真】出会った当時の助六。生後4ヶ月、2.5キロ/ぬわんこ助六チャンネルさん提供

ある男性が愛犬の誕生日に、ペットショップでの出会いから7年間の歩みを振り返った動画をYouTubeに公開し、感動を呼んでいます。動画を公開したのは、広島で一人暮らしをしながら愛犬「助六」と過ごす様子をYouTubeで発信している「ぬわんこ助六チャンネル」(@sukeroku123)の運営者さん。

子犬時代の偶然の出会いから、家族として一緒に過ごしてきた日々の様子が多くの視聴者の心を掴み、「飼い主さんと出会えて良かった」「主様の愛が心に沁みる」と多くのコメントが集まりました。

助六との出会いは、投稿主さんが広島に転勤し、一軒家での生活を始めた頃。幼少期にゴールデンレトリバーとの生活を夢見ていたことを思い出し、ある日、自宅から車で1時間ほどのペットショップへ向かったそうで、「たぶん、寂しかったんだと思います」と当時を振り返ります。

いざペットショップへ到着すると、もともとお目当てだった犬種の子犬はすでに引き取り先が見つかった後だったといいます。そこで紹介されたのが、「ゴールデンレトリバーとワイマラナーのミックスで、売れ残っている子がいます」という一言とともに倉庫から出てきた子犬でした。

「ショーケースには入っておらず、真っ黒の短毛で思い描いていたゴールデンレトリバーのイメージとは真反対。かなりガリガリに痩せ細っていて、臭いもきつく、病気ではないかと思いました」

しかし、そんな印象は子犬のある行動によって一瞬で変わったそう。

「私に向かって力強く突進してきたんです。その姿を見た瞬間、『この子、今日連れて帰れますか?』とお店に確認し、すぐに手続きをしました」

飼い方も分からないまま、ただ「腹いっぱい、うまいものを食わせてやりたい」という思いだけが湧き上がっていたといいます。

6万円で購入し、迎え入れたばかりの子犬に、敬愛するミュージシャンに由来した「助六」と名付けると、すぐに一人と一匹の生活が始まりました。しかし、当初は困難が続いたそうで-。

「夜中に鳴いて起きたり、下痢が続いたり…。虫を吐いたこともありました。白くて長いうねうねした虫を見て、しばらくそうめんが食べられませんでしたね。皮膚の状態も良くなく、決してラクなスタートではありませんでしたが、獣医師や友人の支えを受けながら、次第に被毛はツヤを増し、たくましく育っていきました」

助六との生活を通して「家族だ」と強く実感した出来事がある、と投稿主さんは語ります。

「大好きなミュージシャンである『Hi-STANDARD』の大切にしていたCDやスコアブックを噛まれて壊されたんですが、不思議とそこまで腹が立たなかったんです。その瞬間、『もう、ただの犬じゃなくて家族なんだ』と感じました」

2025年10月には、投稿主さんが手術のために入院が必要となり、助六を一時的に訓練所へ預けることになったそう。ごめんね、ありがとう-さまざまな思いが込み上げ、「退院して再会した帰りの車で、自然と涙が出ました」といいます。その後、仕事復帰までの2週間は、自宅療養を兼ねて助六と思い切り一緒に過ごしたのだとか。

助六と暮らすようになって、投稿主さん自身にも大きな変化があったと話します。

「一番変わったのは、知らない人と話すようになったことです。人間関係が苦手だったものの、『かわいいですね』と声をかけられ、『ありがとうございます』と自然に返せた自分に驚きましたね。気づけば犬のママ友やパパ友が増え、助六との暮らしを応援してくれる仲間や知人も増えていました。また、自分の手で助六をケアしてあげたいと思い、トリマーの資格も取得しました」

自身の変化を描いた『私の人生を変えた売れ残りの犬』というタイトルの動画には、ミュージシャンのno name punk rockerさんがバラード曲を提供してくれたそう。こうした人とのつながりにも感謝をしていると話します。

そんな投稿主さんは、「助六のような黒くて大きい犬に対する“怖い”というネガティブなイメージを覆したい」という思いから、YouTubeでの発信を始めたといいます。

「助六を絶対に人気者にして見返してやる、と思ったんです」

今回の動画は、歳を重ねることで誕生日を祝える回数が少しずつ減っていくことへの寂しさと、それでも全力で祝いたいという気持ちを込めたもの。広島・江田島の入鹿海岸で夕日を眺める助六の姿が印象的です。

「数あるチャンネルの中から、助六のためにコメントをくれた方全員に感謝しています」