引き出しの取っ手に手をかけ、かわいい2足立ちを披露するレビンくん。実は、20歳のご長寿にゃんこ。
飼い主さん(@leialove201733)は健康優良児であることを嬉しく思いつつ、レビンくんと過ごせる時間を大切にしている。
■寺に遺棄されていた子猫を迎えてからの20年間
3兄弟のひとりとして生まれた、レビンくん。へその緒がついた状態で兄弟と共に段ボール箱に入れられ、寺の境内に遺棄されていたところを動物保護ボランティアに救われた。
離乳が済んだ頃、ボランティアさんは1年前にレオンくんという猫を譲った飼い主さんに3兄弟のことを相談。飼い主さんはレビンくんに心惹かれ、里親となった。
「他の兄弟は貰い手が決まらないまま、3年くらいで亡くなったそうです」
レビンくんは、とにかく甘えん坊。20年間、就寝時には必ず布団の中に入り、飼い主さんに腕枕されながら眠っている。
苦手なのは、掃除機。電源をオンにすると、一目散に逃げていく。ただ、掃除用のモップには強気の態度だ。いつも戦いを挑む勇敢な姿に、飼い主さんは笑顔を貰っている。
「特別に何かしているわけではないのですが、ほとんど病院にかかることなく、今に至っています」
■同居猫の死を悲しむ愛猫を見て、妹猫をお迎え!
飼い主さんには忘れられない出来事がある。それは、先住猫レオンくんが亡くなった後、レビンくんが見せた悲しみだ。
レオンくんの死後、レビンくんは突然、1週間ほどご飯を食べなくなった。心配になり、動物病院を受診すると、医師から告げられたのは「動物だって、ロスになります。寂しくてたまらなかったんでしょうね」という言葉だった。
「だから、2カ月後に黒猫のレイアを迎え入れたんです。ビックリするくらい、面倒を見てくれました」
再び同居猫が現れたことが、レビンくんは嬉しかったのだろう。自宅では、寄り添う2匹の姿がよく見られている。
「ふたりはいつも一緒にいます。本当に仲良しですね」
■20歳の愛猫に現れた認知症と上手く付き合うコツとは?
20歳と、ご長寿なレビンくん。毛ヅヤもよく、元気もあり、見た目には健康そのもの。だが、実は認知症の症状が見られているという。
「遠吠え鳴きしたり、ウロウロしたりします。遠吠え鳴きした時は名前を呼んで、必ず抱っこします。そうすると、次第に落ち着いて鳴き止むんです」
また、年齢に応じて食欲が低下してきているため、飼い主さんは1日分のフードを少量に分け、複数回食べさせている。
「レビンは、手がかからない子でした。辛い時や寂しい時にはいつもそばに寄り添い、私を支えてくれました。感謝しかありません」
この子は、私のために神様が遣わしてくれた奇跡の子--。そう話す飼い主さんは声かけや抱っこでたくさんの愛情を伝えながら、これからも愛猫たちと過ごせる時間を大切に噛みしめていく。
(愛玩動物飼養管理士・古川 諭香)























