約3人に1人が「不調の原因を把握しきれていない」 ※画像はイメージです(mapo/stock.adobe.com)
約3人に1人が「不調の原因を把握しきれていない」 ※画像はイメージです(mapo/stock.adobe.com)

働きやすさへの関心が高まる昨今、女性特有の健康課題や、日々の体調の変化にどう対応していくかは社会的なテーマとなっています。パナソニック株式会社(東京都港区)が実施した「体調サポート・不調」に関する調査によると、約3人に1人が「不調の原因を把握しきれていない」と回答し、そのうちの約6割が「原因が分からないことに不安」を抱いていることがわかりました。では、不調を感じた際、どのように対処することが多いのでしょうか。

調査は、生理周期があり、月経周期や更年期等に伴う、身体的または精神的な不調を抱えている全国の20~40代の女性600人を対象として、2026年2月にインターネットで実施されました。

調査の結果、不調により「仕事や家事などのパフォーマンス(効率)が低下している」と答えた人は73.7%に達し、多くの女性が日常的に不調に悩まされていることがわかりました。

また、「具体的な不調」としては「ストレス(イライラ)」(59.7%)、「眠気」(58.2%)、「だるさ」(58.0%)が上位に挙がり、身体的な疲労感と精神的なストレスが混在していることがうかがえました。

さらに、約3人に1人が「不調を感じた際、原因を自分自身で正確に把握できていない」(35.4%)と回答。そのうちの61.8%が「原因が分からずに不安に思うことがある」と回答しており、不調の理由が見えないことが、女性の心理的な不安をさらに増幅させている構造がうかがえます。

そこで、「不調を感じた際の対処」を尋ねたところ、「休養をとる」(53.5%)、「薬を飲む」(52.8%)に回答が集まった一方で、「諦めて普段通り過ごす」(39.3%)や「我慢する」(32.7%)といった意見も見られ、不調は「受け入れざるを得ないもの」として捉えている人も多い結果となりました。

また、「家族・友人などに相談する」は8.3%、「病院に相談する」は8.0%にとどまり、周囲に助けを求めるのではなく、不調を自分一人で抱え込みがちな人も多くいることが明らかとなりました。

加えて、不調が起こることに対して、「女性特有の体の仕組みによるものと諦めている」(48.5%)、「自分の体質的に仕方がない」(33.0%)、「我慢するものだと思っている」(21.2%)など、多くの女性が不調を避けられないものとして受け入れている実態が見て取れた一方で、「改善したいが方法がわからない」(22.2%)という声も聞かれました。

最後に、「不調がいつ起きるかわからないということに不安を感じますか」と尋ねたところ、59.4%が「不安に感じる」と回答。一方で、70.8%が「不調の原因や翌日の体調の見通しが客観的なデータ(睡眠や体温など)で可視化されれば、生活の質(QOL)は向上すると思う」と答えており、我慢や諦めを選びがちな女性の体調管理において、客観的データによる「原因と見通しの可視化」が、生活の質向上の大きなカギとなることが明らかになりました。

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【出典】
▽パナソニック調べ