ね、ねこがひかれているじゃないか!(「群馬のG」さん提供)
ね、ねこがひかれているじゃないか!(「群馬のG」さん提供)

登山口の駐車場で「猫が轢かれているのではないか」…そんな緊迫した場面から一転、思わず頬がゆるむ“まさかの展開”がSNSで話題を呼んでいる。

投稿したのは、オートバイや登山を趣味とする「群馬のG」さん。登山のため訪れた駐車場で、地面に横たわる猫を発見したという。

「ね、ねこが轢かれているじゃないか!」

そう感じるほど、猫はピクリとも動かない状態だった。

■声をかけると…“まさかの急展開”

近づいても動かない猫に不安を覚え、思わず声をかけた「群馬のG」さん。すると…耳がピクッと動き、眠そうな目を開けた猫は、そのままゆっくり立ち上がり、「ニャー」と小さく鳴きながらすり寄ってきたという。

「群馬のG」さんは、当時の様子をこう振り返る。

「気持ちよさそうに寝ているのかと思いましたが、車で近づいても微動だにせず心配に。声をかけると、のそっと立ち上がり、膝に擦り寄ってきました。人馴れしていて度胸もある猫でした」

その後、しばらく背中やお腹をなでていると、近くにいた登山者とみられる男性が声をかけてきた。

「その子、いつもそうやってねだるんですよ」

男性によると、この猫は駐車場周辺でよく見かける“常連”。訪れた人に近づいては撫でてもらったり、餌をもらったりしているという。周囲には民家はないものの、管理事務所や売店、キャンプ場が併設されており、いわば“施設猫”のように暮らしている可能性もあるとのことだ。

■SNSでは「当たり屋猫」「ネコハラ」と大盛り上がり

この投稿は瞬く間に拡散され、Xではユーモラスなコメントが相次いだ。

「当たり屋のぬこ…」
「猫『あ~轢かれたわ~』って演技してそう」
「これが本物の猫騙しか」
「ネコハラ(猫ハラスメント)レベル高い!」

“轢かれたふり”とも受け取れる行動に、「計画的犯行では?」といった声まで上がり、可愛らしさとしたたかさを併せ持つ姿に多くの人が魅了された。

■一方で「反応の大きさに戸惑いも」

一方、「群馬のG」さんは予想以上の反響に驚いているという。

「今回は万単位の反応があり、正直怖さも感じています。普段は趣味のことを静かに発信しているので…」

過去にも反響のあった投稿はあったが、今回は規模が大きく、一部には批判的な意見も寄せられているという。こうした状況に戸惑いを感じつつも、これまで通り自身のペースで発信を続けていきたいとしている。

■人と動物の“ちょうどいい距離”を考えるきっかけにも

人懐っこい猫の行動に癒やされる一方で、SNSでは「野外の猫への接し方」について考える声も少なくない。地域や施設で暮らす猫たちは、多くの場合、人の善意によって支えられている。だからこそ、過度な接触や無責任な餌やりがトラブルにつながる可能性も指摘されている。

今回の出来事は、思わず笑ってしまう微笑ましいエピソードであると同時に、人と動物との距離感について改めて考えさせられる出来事ともいえそうだ。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)