日ごろなんとなく気になっている身体の症状は、実は重大な病気のサインかもしれません。漫画家・赤夏さんの作品『網膜剥離寸前手術うけた話』では、作者の目の症状に対する実体験が描かれています。同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約1.3万のいいねを集めました。
漫画家である作者は、数年前に隔週連載で無理をして以来、目を使いすぎると片目がひどく痛むようになりました。目が痛むときには、ウインクで作業をしていたといいます。
ある日、友人とごはん会をしていると、友人は緑内障の目薬をさしていました。詳しく話を聞くと、最初は眼精疲労だと思っていたら初期の緑内障だったそうです。不安になった作者は、ちょうど目が痛みだしたタイミングだったのもあり、友人にオススメの眼科を紹介してもらいました。
作者は、これまでさまざまな眼科を受診して問題ないと言われましたが、「目は大事だし」と思い電話予約をします。予約待ちには1カ月もかかりましたが、ようやく眼科受診へと向かいます。
病院ではさまざまな検査を経て、先生から「網膜剥離だね、正確には一歩手前 網膜に小さい穴いっぱい開いてる」「これからすぐ手術」と衝撃の事実を告げられます。そのままスムーズに手術を受けることになり、作者は動揺する間もなくレーザー治療へと入りました。
術中はひたすら眩しく、また何個も穴があったため合計300ショット以上もレーザーを打ったようです。術後作者は、先生に以前から眼圧の高さを指摘されていたため、緑内障だと思っていたことを打ち明けます。
すると先生は「あ~それは運がよかったね 眼圧が高かったおかげで網膜が剥がれずにくっついてたの」とのこと。作者は思わず「そんなことあるんだ…」と驚くのでした。この治療では消炎鎮痛の点眼薬が処方され、網膜の定着が確認できたら緑内障の治療へと入ることとなりました。
その後も目の痛みが続いた作者は、結膜炎があることも診断されます。眼精疲労の点眼薬を使いつつ、治療を続けるのでした。「何かあったらすぐ、こまめに眼科いこ!!」との作者の言葉で物語は締めくくられます。
読者からは「定期検診は大事!」「自分も網膜剥離しかけてたけど症状なくて危なかった」など、さまざまな実体験の声があがっています。そこで作者の赤夏さんに話を聞きました。
■目の健康の注意喚起になればと思い描いた
-網膜剥離寸前になった体験を作品にしたきっかけを教えてください
私自身驚いた出来事でしたので、目の健康の注意喚起になればと思い、わかりやすく読める形の漫画にしました。
-レーザー手術中はひたすら眩しかったとのことでしたが、痛みなどはありませんでしたか?
眩しさと共に鈍い痛みが続く状態でした。大人であれば我慢できる程度のものですが、やはり少し辛かったし怖かったです(笑)。
-現在は、目の症状は落ち着いたのでしょうか
現在は落ち着いて、定期的な受診で経過を見ています。
-赤夏さんはほかにも、身近な話題にまつわるエッセイを描いているのでしょうか?
はい、近ごろは『小鳥をつれて旅にでる』という、母とのほのぼのドタバタ旅行を描いたコミックエッセイが発売されました。関東近郊のお手頃な旅先を詰め込んだ、楽しく読める一冊です。
(海川 まこと/漫画収集家)
























