近年、日本のコンビニエンスストア(以下、コンビニ)では外国人店員の姿を見かけることが多くなりました。そのため外国人の店員が外国人の新人を教育していることもあるようです。そんな光景を描いた作品『めちゃめちゃ日本みを感じたインド人の話』(作:パチ美さん)がInstagramに投稿されると、4万以上の「いいね」を獲得するなど注目を集めました。
ある日作者がコンビニを訪れた際、外国人店員同士が業務内容を確認している場面に遭遇しました。見た目から、おそらく2人ともインド出身だと思われましたが、どうやら先輩店員が後輩店員に仕事を教えているようです。
しばらく様子を見ていると「ホジュウが終わったら、コのボタンを押しテ…」「お客サマからコレ言われタラ…」と、先輩店員は流暢な日本語で説明し、後輩店員も「ウン、ウン」とうなずきながら真剣に話を聞いています。
その光景に作者は、「インド人同士なのに日本語で教えてるーー!」と驚きました。ただインドはヒンディー語やタミル語など多くの言語が話される多言語国家のため、「もしかして共通言語ではないのだろうか」などとさまざまな考えが頭をよぎります。
すると次の瞬間、さらに“日本らしさ”を感じる出来事が起こるのでした。なんと先輩店員は後輩店員に向かって、「あとサァ返事はウンじゃなくてハイね!仕事ダカラ、ボク先輩ダカラ」と、まるで日本人のように注意したのです。それに後輩店員は、「あっ…ハイ、すみマせん」と素直に謝ります。
そのやり取りを見た作者は、「めちゃくちゃ日本っぽい会話してるーーー!!!!」と感動するのでした。
読者からは「コンビニで日本語で接客するのって外国人からしたらステータスみたい」や「推せる!!!」「外国人の方、色々言われますが、頑張ってらっしゃる方も居ますよね。和みました」など、賞賛と共感の声が多く寄せられています。そんな同作について作者のパチ美さんに話を聞きました。
■外国人スタッフの方は本当に並々ならぬ努力をされている
-この出来事に心を動かされた理由や、漫画として多くの人に伝えたいと思われたきっかけについて教えてください。
異国の地で異国の言語で働くだけでもとても大変なことなのに、マルチタスク必須なコンビニの仕事をこなしている外国人スタッフの方は本当に並々ならぬ努力をされているんだろうなと、いつも思っていました。
そんな中、外国人が日本語で教え合う姿、しかも「挨拶はウンじゃなくてハイ!ボク先輩だから!」というめちゃくちゃ日本らしい会話を目撃し、とてもほっこりしました。
-さまざまな声が寄せられていますが、特に印象に残っているご意見や反応がありましたら教えてください。
名札を名前を見て勝手にインド人だと思ってましたが、コメント欄で実はネパール人やインドネシア人だった可能性に初めて気づきました(笑)。
また、外国人の中でもコンビニで働けるのはステータスで、同郷のお客さんが来てもあえて日本語で接客してマウントを取るというコメントがとても面白くて印象に残ってます!
-制作にあたり、特に意識された点や、読者に注目してほしいポイントがあれば教えてください。
仕事に真面目に取り組む外国人スタッフさん達の可愛らしい姿が漫画から伝わればいいなと思います!
(海川 まこと/漫画収集家)
























