子育て世帯の半数以上が情報収集に「生成AI」を活用 ※画像はイメージです(wheeljack/stock.adobe.com)
子育て世帯の半数以上が情報収集に「生成AI」を活用 ※画像はイメージです(wheeljack/stock.adobe.com)

子どもを持つみなさんは、お出かけや日々の育児、毎日「調べること」に追われていませんか。子どもとお出かけ情報サイト『いこーよ』を運営するアクトインディ株式会社(東京都港区)が実施した「デジタル&生成AI活用」に関する調査によると、子育て世帯の半数以上が情報収集に「生成AI」を活用していることがわかりました。本記事では、従来の「ググる(検索エンジン)」や「SNS」に並ぶ第3の手段として、子育て世代の間にAI活用が急速に広がっている実態をご紹介します。

調査は、同サイトのモニタークラブ会員の子育て世帯452人を対象として、2026年7月にインターネットで実施されました。

子育て世代に「普段の情報収集に使うツール」を聞いたところ、トップは「インターネット検索」(95.8%)、次いで「SNS」(75.7%)となりました。そして、レシピや旅行などの「専門アプリ」(47.1%)を上回り、「生成AI(ChatGPT・Geminiなど)」(52.2%)が3位にランクインし、AIが普段の調べものの選択肢として定着しつつあることがうかがえました。

また、AIを利用している300人のうち、9割以上が「1年前と比べて利用頻度が増えた」(大きく増えた66.7%、少し増えた28.0%)と回答。この1年で利用が一気に加速した様子が浮かび上がります。

「AIを使い始めたきっかけ」としては、「周りが使っていたから」(42.7%)、「仕事で使うようになったから」(36.3%)、「子育ての情報収集で試してみたら便利だったから」(22.0%)が上位に挙がりました。

自由回答でも「子どもとお出かけする際のプラン作成や、懸賞・お得情報の整理にかける時間が大幅に削減できた。条件を入力するだけで候補を出してくれるため、調べる手間が省けて家族と過ごす時間が増えたと感じている」「画像生成AIが面白い。子どもが生まれる前、ママとパパの写真を使って生まれてくる子どもの予想をしたが実際に生まれた子はあまり似てなくて面白かった」など、お出かけプランの作成や日常の手間削減に、AIを上手に取り入れている保護者の声が集まっています。

AIを利用しているママ・パパが「よく使う生成AIサービス」のトップは、「ChatGPT」で79.3%と圧倒的な支持を集めました。次いで「Gemini(Google)」が54.3%となり、上位2つのサービスが市場を牽引しています。

一方で、AIを「まったく使わない」と答えた152人に、その理由を聞いたところ、「専用アプリ・検索で十分足りている」(38.8%)が最多となりました。

また、使ってみたものの「合わなかった」という人からは、「レジャー施設や限定イベントのリアルタイムな混雑状況・細かな最新情報の検索。AIが古い情報や事実と異なる情報を自信満々に答えてしまうことがあり、結局公式サイトやSNSの口コミを自分で確認し直すことになりました」といった情報の「正確性」に対する課題も指摘する声が聞かれました。

子育て世代における生成AIの活用は、この1年で大きく進展しました。条件に合ったお出かけプランの提案やアイデア出しなど、「調べる時間を浮かせるツール」として大きな力を発揮しています。

今後は、AIの手軽さと、専門アプリ・SNS・公式サイトの確実性をうまく使い分けるスタイルが、子育て世帯のスマートな情報収集の標準になっていきそうです。

   ◇  ◇

【出典】
▽いこーよファミリーラボ調べ