六甲山系豪雨災害
台風や大雨による土砂災害に備える訓練が2日、芦屋市立朝日ケ丘小学校であった。市が「避難準備・高齢者等避難開始」を発令したと想定し、参加者は地域の高齢者や障害者に声を掛けながら小学校へ避難。子育て防災講座や資機材の確認、過去の土砂災害の紹介もあった。
子育て防災講座では、東日本大震災で1歳8カ月の子どもと被災した小畑祥子さん(40)=大阪府吹田市=が体験談。使い捨てのほ乳瓶や電池で動くDVDプレーヤーなど、子どもと避難する時に役立った物を紹介し、「親が落ち着いて生活することが大事。日ごろから備えを」と呼び掛けた。
避難所開設訓練では資機材の確認や段ボールベッドの組み立てのほか、「私は手話ができます」などと記した「災害時バンダナ」の利用の仕方などについて説明があった。
娘2人と訪れた会社員臼田靖さん(45)は「(市の山側である)この辺りは、土砂災害に気をつける必要があると分かった」と話した。(中川 恵)
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