1週間パックをアピールするネットカフェの看板(一部画像処理)
1週間パックをアピールするネットカフェの看板(一部画像処理)

 終電を逃したときなどにお世話になることも多いインターネットカフェ。仮眠の場を求める人にはありがたい施設だが、宿泊向きであることを前面に出し、長期滞在者を呼び込む店もある。「ネットカフェがホテルのように宿泊をうたって営業するのは問題ないのか」。読者からの疑問の声を受け、実態を調べてみた。(東京新聞)

■旅館業法に基づく管理必須

 「長期滞在のお客さま募集中‼」「宿泊されるお客さま重視の造りになっております」

 東京都内のあるネットカフェのウェブサイトには、長期宿泊をアピールする文言が並ぶ。横になれるフラット席やランドリー設備、枕やブランケットの貸し出しなどのサービスがあるという。

1週間パックをアピールするネットカフェの看板(一部画像処理)

 都内のネットカフェの料金は、1週間パックで1万数千円、3日間で7000円ほど。平日でも1泊1万円以上かかることもあるビジネスホテルに比べて格安だ。