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須磨マンスリー

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自分たちで考えた料理を作る子どもたち=神戸市須磨区桜木町2
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自分たちで考えた料理を作る子どもたち=神戸市須磨区桜木町2

 東日本大震災で起きた東京電力福島第1原発事故の影響を受けた子どもたちを対象に、安心して遊んでもらおうという保養キャンプが、夏休みを利用して全国で開かれている。兵庫県明石市のグループが名産のタコにちなんで企画した「たこ焼きキャンプ」には、福島県から小学生21人が参加。神戸須磨区や同県姫路市で、心が休まるひとときを過ごす。

 たこ焼きキャンプは、地元を一時的に離れることで、子どもたちの心身を癒やすのが目的。元中学校教諭で自身も幼少期を福島県で過ごした小野洋さん(59)らが企画した。約50人のボランティアの支援も受け、今年で9回目の開催。

 福島第1原発から約50~100キロ圏内に位置するいわき市、郡山市などの小学3~6年生が参加した。29日夜に神戸空港に到着。子どもたちは長旅の疲れを見せず、30日は神戸市須磨区の民家を借り切った宿泊先でボードゲームやガールズトークに花を咲かせ、夕食で自ら考えた料理を作るなど楽しい時間を過ごした。

 いわき市の女児(12)は「昼食に出たタコがおいしかった。最近は食べられるけど、前はお魚の出荷制限でたくさん食べられなかったのでうれしい」。同市の女児(11)は「海水浴や南京町の中華街に行くのが楽しみ」と目を輝かせた。

 一行は8月9日まで滞在し、須磨海岸で海水浴や釣り、子どもたち自身が行程を考えた日帰り観光などを予定している。(千葉翔大)

2019/7/31
 

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