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新型コロナ患者の治療に当たってきた阪本健三さん=明石市鷹匠町
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新型コロナ患者の治療に当たってきた阪本健三さん=明石市鷹匠町

■感染症の医療体制議論を

 明石市立市民病院(兵庫県明石市)で内科医として働いている。新型コロナウイルス感染症の流行を受けて昨年2月から外来患者の診察を担い、同4月からは入院患者の治療に当たってきた。

 当初はコロナに関する情報が乏しく、今よりも怖かった。妻には「もし僕が死んだら後は頼むで」と言って仕事をしていた。看護師さんは、患者さんと接触する時間が医師よりも長いのでもっと大変だ。コロナに感染してしまい、臭覚などの後遺症に今も悩まされている看護師は多い。

 昨年末から年明けにかけて重症患者が増えて忙しくなった。元気だった人が亡くなるコロナの怖さを目の当たりにした。でも一番大変だったのは4、5月。感染者が急増する中、入院を市内で唯一受け入れる市民病院には、重症化した人ばかりが運び込まれた。

 その後、市内で複数の民間病院が入院患者を受け入れるようになったけれど、4月時点では「他の病院も受け入れてほしい」との気持ちが強かった。常に経営と向き合う民間病院にとってリスクが大きい場合には、政府や自治体が手厚く支援しながら、病床提供を指示・命令できる体制が必要なのではないか。

 全国では公立病院が減り続けている。もし今後、もっと怖い別の感染症が流行した場合に、地域の医療はしっかりと機能するのだろうか-。衆院選の論戦が、そんな不安の解消につながってほしいと願ってやまない。(長尾亮太)

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