取材に出かける際、よく車の影で猫が涼んでいる。あらら、きょうもいる。近づくとさっと逃げられるが、つかの間癒やされる。しかし、それが数十匹にもなればどうだろう。ふん尿被害に住民は悩まされ、たちまち殺伐とするだろう。そうならないよう、地域で活動するボランティアがいる。不幸な猫をいたずらに増やさないために。残暑の中、汗だくで走り回る女性に密着した。(松本寿美子)

▼短命な野良猫