自民党派閥の裏金事件を巡り、1年間の党員資格停止の処分が下された西村康稔衆院議員。地元明石市の長年の支援者からは「自民党員だから応援してきたわけじゃない。返り咲くまで応援し続けたい」と支援を継続する声が聞かれた。一方で、「処分が軽い」「生活が厳しい中、きちんと納税している国民の気持ちも分かってほしい」と批判する有権者も少なくない。(谷川直生、領五菜月)
西村氏は2000年の衆院選に初めて立候補し、落選。03年に初当選した。当選を支え、以来後援会長を務める松本好雄さん(86)は、経済産業相時代の働きぶりなどについて「誰もたたえてくれないかもしれないが、小さな製造工場まで足を延ばし、日本の経済、産業を良くするためにスピード感を持って仕事をしていた」と評価する。
その上で、「下された処分は真摯に受け止め、もう一度活躍してもらいたい。そのための支援は全力で行う」と語った。